刺繍ワッペンの仕上がりは、選ぶ書体によって印象が大きく変わります。力強くはっきり見せたい場合や、柔らかく親しみやすさを出したい場合など、用途に応じた選択が可能です。
ただし、刺繍は糸で表現するため、細すぎる線や複雑な書体は再現が難しい場合があります。
そのため、「どの書体が刺繍で表現できるか」 も大きなポイントとなります。
カメオカでは、読みやすさや再現性を考慮した豊富な書体をご用意し、企業名・団体名・チーム名などを最適な形で仕上げることができます。
書体が与える印象の違い
刺繍ワッペンの仕上がりは、選ぶ書体によって大きく印象が変わります。
信頼感を与えるものから、上品で格式を感じさせるもの、柔らかく親しみやすいもの、そして特別感を演出するものまで、用途に応じて最適な書体を選ぶことが大切です。
ここでは代表的な4つのタイプを例に、それぞれが持つ印象の違いをご紹介します。
視認性・信頼感タイプ
ゴシック体系

太く直線的で読みやすく、信頼感や安定感を与える書体です。会社名や団体名、ユニフォームに適しています。
格調・伝統タイプ
明朝体系

線に強弱があり、上品で格調高い印象を与えます。学校や官公庁、式典用に向いています。
柔和・親和タイプ
丸ゴシック体系

丸みのある線で構成され、親しみやすく柔らかな印象を与えます。地域イベントや子ども向けの用途に適しています。
高級感・個性タイプ
筆記体系

流れるような線が特徴で、エレガントで個性的な印象を与えます。ブランドロゴや記念品など、特別感を出したい場面に向いています。
刺繍で使いやすい書体と使いにくい書体
刺繍は糸で表現するため、選ぶ書体によって仕上がりの見やすさや再現性が大きく変わります。
ここでは、現場で実際に「刺繍で使いやすい書体」と「使いにくい書体」の特徴を比較し、選び方のポイントをご紹介します。
使いやすい書体
- 線の太さが均一
- 装飾が少ない
- 流れやリズムのある筆記体
例:ゴシック体、シンプルなスクリプト体

<写真例:ゴシック体/筆記体サンプル>
使いにくい書体
- 線の太さが均一でない
- 細部に飾りが多い
- 複雑で細かいフォント
例:明朝体、装飾的な書体

<写真例:明朝体/装飾的フォントサンプル>
カメオカで選べる書体
刺繍ワッペンの仕上がりは書体によって大きく印象が変わります。カメオカでは用途やご要望に応じて、以下の3つの方法から書体をお選びいただけます。
① お客様入稿のデザイン通りの書体
お客様からご入稿いただいたロゴやデザインに含まれる書体を、そのまま刺繍で再現いたします。
ブランドや団体のイメージを忠実に表現したい場合に最適で、カメオカの得意分野です。
② カメオカ書体集から選ぶ書体
カメオカがご用意しているフォント集の中からお選びいただけます。
読みやすさや刺繍との相性を考慮したバリエーションを揃えており、初めての方でも安心してお選びいただけます。
③ 型代不要のカメオカ刺繍専用書体
個人名刺繍やシンプルな文字入れに対応するための、刺繍専用書体をご用意しています。型代が不要のため、低コストでスピーディに刺繍を追加したい場合に適しています。

おすすめの書体選び:用途別ガイド
書体はデザインの印象を大きく左右します。刺繍で使う場合も、それぞれの特徴を理解して用途に合ったものを選ぶことが重要です。ここでは「4つのタイプ」に分類し、それぞれに適した書体を紹介します。
会社名、団体名、制服・ユニフォーム
ゴシック系で2つ

学校、官公庁、式典・記念事業
明朝系で2つ

地域イベント、子ども向け団体
丸ゴシック系で2つ

ブランドロゴ、特別感を演出したい場面
筆記体系で2つ

カメオカの対応力
カメオカでは、刺繍で表現できる書体の幅を最大限に活かし、お客様のご要望に合わせた柔軟な対応を行っています。
入稿デザインの忠実再現

お客様からご入稿いただいたロゴや書体を可能な限り忠実に再現。ブランドイメージを崩さない刺繍仕上げが可能です。
豊富な書体サンプルからの選択

カメオカ独自の書体集をご用意しており、用途に応じて適したフォントをお選びいただけます。初めての方でも安心です。
刺繍に最適化した専用書体

極小文字や個人名刺繍など、刺繍で表現しにくい場面でも、専用の書体を使うことで美しく見やすい仕上がりを実現します。
最適なご提案

「使いやすい書体」と「使いにくい書体」を熟知したスタッフが、デザインの意図を損なわずに最適化をお手伝いします。
よくあるご質問
- どのフォントを選べばよいか迷っています。
- 用途やご希望の雰囲気に合わせて最適なフォントをご提案します。会社名や団体名にはゴシック体、学校や式典には明朝体、ブランドロゴには筆記体などがよく選ばれています。
- フォントによって価格は変わりますか?
- 基本的にフォントの種類で価格は変わりません。ただし非常に複雑なフォントや特殊デザインの場合は、データ作成費用が追加となることがあります。
- フォントは指定しなければなりませんか?
- 必須ではありません。カメオカがご用意しているフォント集からお選びいただくことも可能ですし、最適な書体をご提案することもできます。
- 入稿データのフォントをそのまま刺繍できますか?
- はい、可能です。ただし細い線や複雑なフォントは調整が必要になる場合があります。再現が難しい部分は刺繍用に最適化いたします。
- 小さい文字でも刺繍で表現できますか?
- 極端に小さな文字はつぶれやすくなります。書体にもよりますが、目安として高さ3〜4mm以上であれば、読みやすく仕上げることが可能です。

