刺繍ワッペンの仕上がりは、糸色によって印象が大きく変わります。定番の白や黒はもちろん、用途に応じた色を選ぶことで、デザインをより引き立たせることができます。
カメオカでは豊富な糸をご用意しており、法人・団体のお客様のご要望に合わせて適切な色選びをサポートしています。
糸色選びの重要性
刺繍において糸色の選択は、仕上がりの印象を決める最も重要な要素のひとつです。色の選び方によって、同じデザインでも見え方が大きく変わります。
見え方の例
| イメージ | 糸色 | 特徴 |
|---|---|---|
| 白糸 | 清潔感があり、明るくすっきりした印象。濃色の下地に映え、視認性が高い。 | |
| 黒糸 | 誠実さや安心感を与える。白や淡い色の下地に合わせると落ち着いた印象に仕上がる。 | |
| 紺糸 | 誠実さや安心感を与える。白や淡い色の下地に合わせると落ち着いた印象に仕上がる。 | |
| 赤糸 | 力強く目立つ色。白や黒の下地に映え、存在感を強調できる。 | |
| 青糸 | 清潔感や落ち着きを演出。白やグレーの下地と相性が良く、爽やかな印象を与える。 |
糸選びのポイント
ブランド・団体カラーの再現性

企業や団体のシンボルカラーを正確に表現することが重要。
視認性と可読性

背景色とのコントラストで文字の見やすさが変わる。
印象と用途

力強さ・信頼感・親しみやすさ・高級感など、用途に応じた色選び。
コストとの関係

糸色が増えると工程やコストに影響するため、必要に応じて絞る工夫も大切。
糸色選びの方法
刺繍に使う糸は、仕上がりの印象を大きく左右します。カメオカでは豊富な糸見本をご用意し、お客様のご要望に合わせて最適な色選びをサポートしています。糸は既存の色から選定するため完全一致が難しい場合もありますが、できる限り近い色で仕上げる体制を整えています。
選び方の3つの方法
糸見本から選ぶ

カメオカの糸見本の中から、ご希望に合う色を直接お選びいただけます。
DIC・PANTONEなどで指定する

印刷物やデザインデータに使用されている色番号をご指定いただくことで、近似色の糸を選定いたします。ブランドカラーを重視する法人・団体様におすすめです。
データに近いものでお任せ

ロゴやデータをもとに、担当スタッフが最適な糸色を選定いたします。色合わせの知識や経験がなくても安心してお任せいただけます。
注意点
糸色は既存のカラーバリエーションの中から選定するため、印刷色や画面表示の色と完全に一致しない場合がございます。その際も、できる限り近い色を選び、全体の仕上がりが美しくなるよう調整いたします。
よく使われる色と傾向
多くのお客様に選ばれる定番色には、それぞれの理由があります。企業や団体で使われやすい色の傾向を知ることで、色選びの参考にしていただけます。
白糸

清潔感と明るさを表現。濃色の下地に合わせると高い視認性を発揮。最も人気があります。
黒糸

力強さと安定感を演出。白や淡色下地との組み合わせで定番。
紺糸

誠実さ・信頼感を象徴。法人ユニフォームや学校関係で多用。
赤糸

目立ちやすく力強い印象。イベントやスポーツ団体に人気。
青糸

爽やかで落ち着いた印象。医療・サービス系や地域団体で使用頻度が高い。
金・銀糸

高級感・記念性を演出。ただし細かい文字には不向きなため注意が必要。
糸の素材
刺繍に使う糸には主にポリエステル糸とレーヨン糸があり、それぞれに特徴があります。用途やデザインに合わせて適切に選ぶことで、仕上がりの美しさと耐久性を両立できます。
| ポリエステル糸 | 耐久性が高いで洗濯や摩擦に強く、色落ちしにくい。 |
|---|---|
| レーヨン糸 | 上品な光沢で柔らかな艶感があり、高級感を演出できる。 |
カメオカでの対応
素材ごとの特性を理解した上で、用途やデザインに応じて最適な糸をカメオカが選定いたします。
カメオカの対応力
糸色の選定では、「担当に任せたい」「相談しながら決めたい」など、お客様ごとに希望のスタイルは異なります。カメオカは、そのどちらにも対応できる柔軟な姿勢を大切にしています。
専任担当が状況に応じて最適な糸を判断することもあれば、お客様と一緒に確認しながら進めることも可能です。無理のない進め方で安心して任せていただけるのがカメオカの対応力です。

よくあるご質問
- 印刷物や画面の色と同じ色にできますか?
- 糸は既存のカラーバリエーションから選定するため、印刷色やモニター上の色と完全に一致させることは難しい場合があります。ただし、できる限り近い色を選び、全体として違和感のない仕上がりとなるよう調整いたします。
- ブランドカラーを正確に再現したいのですが可能ですか?
- DICやPANTONEなどの色番号をご指定いただければ、近似色の糸を選定可能です。法人・団体のシンボルカラーにも多数対応しています。
- 複数の色を使うとコストは上がりますか?
- はい。糸色の数が増えると工程が複雑になるため、コストに影響する場合があります。必要に応じて色数を絞ることで効率化できます。
- よく使われる色はどれですか?
- 白・黒・紺・赤・青などが特に多く選ばれます。視認性や汎用性が高く、法人や団体ユニフォームでもよく採用されています。
- 追加注文の際に、同じ色で仕上がりますか?
- 糸は既成品のものを使用するため、基本的には同じ色で再現可能です。ただし、生産ロットやご利用環境によって見え方に差が出る場合があります。追加注文時には過去のデータをもとに確認し、できる限り統一感を保てるよう管理しています。

